里山からのスローライフ---薪のある暮らし
セミナー内容
2月1日(日)13:00〜17:00【森を育む火のある暮らし、はじめませんか---薪のある暮らしセミナー】参加費無料
薪ストーブユーザーや専門家を交えて、「火」が醸し出す心のゆとりや、人と人との絆の深まり、子供たちへの教育効果から、薪を使うことによる里山保全への効果などについてお話します。●薪のある暮らしに役立つ情報コーナーを併設します。
講演 里山の変化/薪の利用が里山に与える効果
服部保さん
兵庫県県立人と自然の博物館 自然・環境再生研究部部長
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所教授
講演 火の働きを見直す、火育の取り組み/火のある暮らしのススメ
山下満智子さん
大阪ガス(株) エネルギー・文化研究所
パネルディスカッション
加藤昌弘さん 薪ストーブユーザー、 酒井毅さん コージーアンドカンパニー(有)、
高谷敏正さん (株)KAN設計事務所、 仲守さん 仲しいたけ園、 松田直子さん (株)Hibana
薪ストーブ等の展示 薪のある暮らし情報提供コーナーの設置
【会場】 あいあいパーク(宝塚市立宝塚園芸振興センター)集合室1A・1B icon_map 地図を見る
【アクセス】 電車:阪急「山本駅」下車徒歩5分
車:中国自動車道宝塚ICより約10分、阪神高速道川西小花ICより約10分
【駐車場】 あり(有料)
【定員】 50人(先着順)
このセミナーは終了いたしました。開催報告を見る
2月8日(日)11:00〜14:00【薪ストーブを味わおう---薪のある暮らし体験】参加費無料
薪ストーブはどうやったら使えるの?どんな種類があるの?うちの家にも入れられるの?薪のある暮らしに関するちょっとした疑問にもお答えし、薪のある暮らしを体験いただきます。薪ストーブでのピッツアづくり体験や、薪割のレクチャーもあります。
薪と森のかかわり
薪ストーブの基礎知識・使い方講座
薪ストーブで料理体験(軽食)
薪ストーブのある暮らし談話
【会場】 (株)メトス大阪支社ショールーム2F icon_map 地図を見る
【アクセス】 電車:地下鉄四ツ橋線「本町駅」下車徒歩3分、地下鉄御堂筋線「本町駅」下車徒歩5分
【駐車場】 なし(公共交通機関をご利用下さい)
【定員】 30人(先着順)
このセミナーは終了いたしました。開催報告を見る
2月22日(日)13:30〜16:00【イングリッシュガーデンと薪のある暮らしへの誘い---初めてのガーデニングオブジェづくり】参加費無料 ★ただしシーズンズ入場料大人500円 子供200円別途必要(割引料金)
ヨーロッパでは、薪山は庭の一部。今回は薪の割り方から薪の美しい積み方、薪を使った簡単ガーデニングオブジェの作り方を紹介し、火を囲んで本格的なイングリッシュティータイムを楽しみます。
ヨーロッパの薪のある町並みのお話   薪割・薪積体験
中川重年さん
京都学園大学 教授
ガーデニングオブジェのつくり方紹介
藤井明さん
緑のこだま会
火を囲んでの本格イングリッシュティータイム
【会場】 宝塚ガーデンフィールズ クリフトン・ナーセリーズ宝塚サマーハウスほか icon_map 地図を見る
【アクセス】 電車:阪急「宝塚駅」下車徒歩8分、JR「宝塚駅」下車徒歩8分
車:中国自動車道宝塚ICより約5分
【駐車場】 あり(有料)
【定員】 30人(先着順)
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2月13日(金)13:00〜16:00【かしこい薪の販売戦略---原木と薪の流通システム講座】参加費無料
原木しいたけの経営戦略や、最近の薪生産の動向、流通についてお話します。
講演 原木しいたけの経営戦略
石破敏行さん
(財)日本きのこセンター
薪販売のコツと事例紹介
【会場】 三田市立有馬富士共生センター大会議室 icon_map 地図を見る
【アクセス】 電車:JR「三田駅」・神戸電鉄「三田駅」下車、神姫バス(母子行か乙原バレイ行)尼寺停留所下車徒歩5分
車:中国自動車道神戸三田ICより約15分 、舞鶴自動車道三田西ICより約15分
【駐車場】 あり(無料)
【定員】 40人(先着順。事業者向け)
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開催報告
【森を育む火のある暮らし、はじめませんか---薪のある暮らしセミナー】2008年2月1日(日)実施
●13:00〜13:05 開会
始めに、主催者である兵庫県阪神北県民局地域振興部長の和田眞由美氏からセミナー開会にあたっての挨拶が行われました。

●13:05〜13:50 基調講演『里山の変化/薪の利用が里山に与える効果』
兵庫県立人と自然の博物館の服部保氏から日本の里山の変化についての講演が行われました。まずは日本の昔話を話題に挙げ、日本人と里山のつながり、里山の機能がわかりやすく説明されましたた。その後、現在里山が放置されている現状から、それにより生じている問題などが紹介されました。最後に、里山は人が木を使うことによって健全に維持されることが指摘され、兵庫県での具体的な保全活動の様子が説明されました。

●13:50〜14:25 基調講演『火の働きを見直す、火育の取り組み/火のある暮らしのススメ』
大阪ガス株式会社エネルギー・文化研究所の山下満智子氏から、火の働きに関する報告がなされました。映像やスライドを通じて実際の取り組みを紹介されました。また、現代の子供のたちの多くは火と触れ合う機会が少ないこと、実際に火を体験する「火育」の取り組みの大切さが説明されました。さらに、最新の脳科学分野においても、火とのふれあいが脳を活性化することが裏付けられていることも紹介され、身近な生活に火のある暮らしを取り入れることが提案されました。

●14:25〜15:00 休憩・「薪のある暮らし情報提供コーナー」及び各種展示
休憩時間を利用して、会場内に開設された「薪のある暮らし情報提供コーナー」で薪に関する情報提供が行われ、多くの人でにぎわいました。暮らしの中で使える薪に関する道具や薪割機、薪、柴、関連書籍、そして実際の薪ストーブも展示された。薪ストーブへの参加者の関心は高く、専門家に熱心に相談する様子も多く見られました。

●15:00〜17:00 パネルディスカッション・質疑
服部氏、薪ストーブユーザーの加藤昌弘氏、薪ストーブを取り入れた住宅を設計する、株式会社KAN設計事務所代表取締役の高谷敏正氏、薪を販売する仲しいたけ園代表取締役の仲守さん氏、薪ストーブ販売店であるコージーアンドカンパニー代表取締役の酒井毅氏に、コーディネーターとして事務局の松田を加え、パネルディスカッションが行われました。

始めにパネリストから一人ずつ実際にどのような「薪のあるくらし」を行っているのかを写真を見せながら紹介されました。服部氏からは、里山保全のために木の利用を考えることの重要性と、薪ストーブの普及がその解決策の一つになるとことが指摘されました。

その後、話題の中心は薪ストーブの具体的な内容に移り、実際に使った時の楽しさや苦労する点、設置するときの注意などについて、意見交換が行われました。異なる分野からの具体的な話が多く出され、参加者も興味深そうに聞きいっていました。

会場の参加者を交えての質疑応答が行われました。参加者からは、薪ストーブを使いたいが、薪はどのように入手したらいいかなどに関する質問や、「里山の管理時に発生する木を薪として利用することはできないか」など、今後の里山保全につながる具体的な意見も出て、活発な議論が行われました。
 
【薪ストーブを味わおう---薪のある暮らし体験】2008年2月8日(日)実施
●11:00〜11:30 講座『薪と森のかかわり』
始めに「薪と森のかかわり」に関して、事務局の成田が説明しました。昔は当たり前に行っていた、近くの森の薪を使うことが、里山の保全や地球温暖化の防止に貢献するなど、環境面での利点から紹介されました。また、火を見ることで生まれる心のゆとりや、炎を囲むことで人とのつながりが強まることなど、薪ストーブの様々なよさが説明されました。


●11:30〜12:00 講座『薪ストーブの基礎知識・使い方』
次に「薪ストーブの基礎知識」が株式会社メトスの中崎巧氏によって説明されました。薪ストーブの選び方から、火の起こし方、料理や炎の楽しみ方など、薪ストーブに関する様々な基礎知識が提供されました。
また、実際に薪ストーブの周りを囲んで集まり、火お越しが実演されました。煙のにおいなどが室内に立ち込めずに、みるみるうちに火がおきていく様子に、参加者は熱心に見入っていました。また、ストーブの炎を見ていると、自然と会話が弾むことや、家族の団らんを生まれることなどが、実際の暖かさを体験しながら、説明されました。さらに炎に様々な色をつけるアクセサリーなども実演され、参加者の注目をいっそう引き付けていました。


●12:00〜13:00 薪ストーブでピッツア焼き体験・軽食
昼食時には、軽食として薪ストーブで焼いたピッツア、チキンのコーラ煮、焼き芋、焼きマシュマロのほか、紅茶やコーヒーが参加者に振舞われました。
ピッツアは会場内で手作りされ、参加者も一緒に挑戦した。生地を伸ばし、トッピングされたピッツアが薪ストーブにくべられると、あっという間にふっくらと焼き上がり、出来上がる度に即無くなるほど好評でした。また、薪ストーブ専用の鍋などを活用したチキンの煮込み料理には、参加者は作り方などをスタッフに質問していました。さらに実際に自分でマシュマロを焼く体験なども行いました。
薪ストーブの炎を目の前にしながら、焼き立ての料理の配布に、参加者はとても満足し、終始和やかな雰囲気の中、楽しい昼食の時間となり、薪ストーブのある暮らしを体験しました。


●13:15〜14:00 薪ストーブのある暮らし談話
昼食後には、株式会社メトスによる薪割の実演がなされた。参加者の前でスタッフが斧を持ち、薪を割る際のコツや斧の選び方などが紹介されました。また、ショールームに並んでいる各種の薪ストーブの特徴や、選び方紹介されました。
薪ストーブの設置を実際に考えている参加者も多く、閉会後も、実際の薪ストーブの設置に関する質問をスタッフに熱心にしていました。

 
【イングリッシュガーデンと薪のある暮らしへの誘い---初めてのガーデニングオブジェづくり】2008年2月22日(日)実施
●13:00〜13:30 開会
講演『ヨーロッパの薪のある町並み』

事務局による開会後、京都学園大学教授の中川重年氏より、ヨーロッパの薪のある暮らしや町並みについて紹介されました。豊富な写真により、薪オーブンやペレットボイラーなど、ヨーロッパでは木のエネルギーが生活に根付いている様子が写され、特にスイスでは家の前に積む薪を美しく花で飾り、町並みや家の外壁の一部として溶け込んでいる様子が説明されました。


●14:00〜15:00 ワークショップ『簡単ガーデニングオブジェのつくり方紹介』
続いて緑のこだま会の代表藤井明氏を中心に、緑のこだま会の活動の目的や活動内容が紹介されました。間伐材として地域で発生する木材を有効に利用し、地域で使われていない場所や、木が茂って危険な公園などを整備し、美しい憩いの場としてよみがえらせている様子がスライドとともに説明されました。
続いて、間伐材を活用した簡単なガーデニングオブジェの作り方がレクチャーされました。参加者自身が狐や鹿、亀など、好きなオブジェのキットを選び、実際に自分たちの手で枝から材料をノコギリで切り、ガーデニングオブジェづくりに挑戦しました。どの参加者も同じような枝から、様々な動物が作られていきました。参加者の中には子供もいたため、親子で協力し合ったり、また他の参加者同士で協力し合い、緑のこだま会の指導の元、個性的な作品が仕上がっていきました。


●15:00〜15:30 ワークショップ『薪割・薪積体験』
オブジェが完成した後に、サマーハウスから野外へ移動し、中川重年氏による薪割・薪積体験が行われました。薪割機による薪割の実演が行われ、参加者も挑戦しました。子供や女性でも間単に木が割れる様子や、節のある箇所は割れにくいことなどが説明されました。その後薪を積むためのコツが説明され、なるべく風通しのよい場所に隙間を開けながら積む事が、よく乾燥させるためには必要であることが伝えられました。
参加者からは、薪を使うことで里山が無くなる事にはならないか、などの質問が積極的に投げかけられました。

●15:30〜16:00 火を囲んでの本格イングリッシュティータイム
野外に設置された薪ストーブを囲み、薪ストーブの説明がなされた。オーブンつきの機能の薪ストーブが設置されており、実際の価格や設置の条件、薪の使用する量など、具体的な質問が、専門家に投げかけられ、参加者は熱心に炎を見入っていました。
その後、雨天のためテントの下に移動した。薪を使うことで里山にはどのような影響が与えられるのか、薪を手に入れるにはどうしたらよいかなど、薪に関する説明がなされる間に紅茶やお菓子が振舞われ、参加者は薪ストーブで沸かしたお茶で暖まりました。

 
【かしこい薪の販売戦略---原木と薪の流通システム講座】2008年2月13日(金)実施
●13:00〜13:10 開会
事務局の松田により、開会の挨拶が行われました。参加者は一般参加者が半数、生産森林組合員と北摂原木しいたけ振興協議会会員が半数を占め、会場は満員でした。後方には薪ストーブの関連品の展示が行われました。


●13:10〜14:10 『林産物経営講座』
財団法人日本きのこセンターの石破敏行氏より、しいたけ栽培経営のアイディア、生産並びに経営に関する技術、流通販路の拡大についての話がなされました。しいたけの輸入状況などに関する統計データから、実際の栽培方法にまで触れられました。これからのしいたけ栽培の経営のあり方として、消費者への安心感のピーアールや、差別化、顔の見える販売など、単に生産をするだけでなく、しいたけのうまみ成分や適した調理法、消費者の傾向などを知った上で、工夫した販売戦略を練るべきという点が指摘されました。また、市場出荷での販売のほかに、スーパー・生協・直販所等での販売、贈答用・自家直販での販売、観光農園等体験販売など、様々な販売方法が提案されました。


●14:10〜14:40 休憩・薪割実演

休憩時間を兼ねて会場入口横で、小型薪割機による薪割の実演がされました。太い薪でも小さな薪割機で簡単に割れる様子に、参加者は感心していました。また、参加者自身も加わって挑戦しました。参加者からは、実際の薪割機の価格などの質問がありました。


●14:40〜15:40『薪販売のコツと事例紹介』

後半は、事務局の成田による薪販売のコツと事例紹介をテーマに説明がされました。現在どのような消費者がどのような薪を好んでいるかなど、近年の消費傾向から、薪や原木の販売形態、販売価格の目安、生産者の業種や販売傾向などが紹介されました。また自社のチラシ等を参考に、広報の方法や薪の製造に必要な設備など、実際に販売を開始するためにはどのような項目を決定していく必要があるか指摘され、また薪を販売した際に生じたクレームやその対応など、具体的な販売の方法が報告されました。参加者はメモを取りながら、真剣に耳を傾けていました。

●15:40〜16:00 質疑応答
二者による講座を終えたところで、会場内で実際に薪を販売している者から、自分たちの状況が報告されました。その後質疑応答を行ったところ、薪を製造する際にかかるコストはどれくらいになるのか、街中で薪ストーブを使用するのに不安があるのだが、実際のところどうなのか、薪に対してペレットはどうなのか、といった質問が活発に挙がりました。薪の利用を普及させたい一方で、薪製造にかかるコストや、街中での薪ストーブの使用に関して不安や疑問点を抱えている、薪販売関係者の実態が明らかになりました。

質疑に対し、アメリカの街中での薪ストーブ利用状況や、地形によっては煤煙の関係で街中での薪ストーブの使用が難しいこと、現在では煤煙の質が改善された薪ストーブが存在することなどが説明されました。

質疑応答を終えたところで、兵庫県阪神北県局の西住氏により薪山オーナー制度などが紹介され、閉会の挨拶が行われた。参加者は終了後も、しきりに情報交換などを行っていました。