京都ペレット町家ヒノコ

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京都ペレット町家 ヒノコ 〒604-0931 京都市中京区寺町通二条下ル榎木町98番地7 TEL:075-241-6038 / FAX:075-741-8023

ペレットボイラー Q&A

Q:ペレットやペレットボイラーはどのくらい普及していますか?
A:ペレット製造工場は全国に110ヶ所、ペレットボイラー導入台数はおよそ530台です。(2011年現在)都道府県別の導入箇所は高知県、北海道、岩手県、新潟県の順に多く、ペレット製造工場の周辺に多く分布しています。方式別では温水ボイラーが半数以上を占めており、続いて温風ボイラーが多数を占めています。

Q:設置場所の広さは?
A:ボイラー設置スペースは化石燃料ボイラーに比較すると、数倍の面積が必要になります。詳細はボイラー一覧の記載内容を確認してください。その他に、ペレット貯蔵庫(サイロ)の設置や、燃料搬送用のユニック車が通れる通路が必要です。

Q:ペレットの燃費は?
A:ボイラーの熱出力の大きさや機種により異なりますが、一般的に、熱出力10万kcal/hのボイラーでは1時間当たり約30kgの木質ペレットが必要になります。通常、チップの場合は含水率が高いので、ペレットの倍以上の量が必要になります。

Q:ペレットの投入方法は?
A:ペレットは1㎥(500kg)のフレコンバックに詰められて運搬されてきます。これをユニック車で吊り上げ、サイロの上部より必要数を投入します。ダンプから直接地下のサイロへ格納する場合や、バルク車の供給もあります。

Q:バックアップボイラーは必要ですか?
A:故障やメンテナンス時、必要熱量の増加時に対応するため、バックアップボイラーが必要な場合もあります。今まで使っていた化石燃料ボイラーを残してバックアップとして使うのが一般的です。
既存ボイラーが老朽化で使えない場合は、熱需要の状況によっては新規に化石燃料ボイラーを導入し、ピーク負荷を担わせた方が経済的に有利になるケースもあります。施設の熱負荷のパターンをきちんと把握し、判断することが重要です。

Q:管理技術者は必要ですか?
A:ほとんどの機種がボイラー技士は不要で、資格や免許なしで簡単に操作でき、無人運転が可能です。ただし、無圧式でない蒸気ボイラーの場合は労働安全衛生法上のボイラーになるため、その規模に応じて資格が必要になりますので注意が必要です。

Q:煙は出ますか?
A:薪やチップボイラーに比較すると少ない方です。ただし、着火後数分間は、完全燃焼が始まるまで、水蒸気を含む煙が出ますが、ダイオキシンなどの有害物質は含まれておりません。そのため市街地にも設置が可能です。周辺環境で煙が気になるケースでは着火バーナーに化石燃料を使用するタイプを推奨します。

Q:灰の処理は?
A:ペレット投入量のおよそ1%の灰が発生するため、週に一度、灰を取り出します。自動で回収する機種もあります。取出し後の処理方法については、自治体により運用や判断基準が異なっているので、行政窓口に問い合わせの上適切に処理して下さい。

Q:安全性は?
A:耐震自動消火装置や燃焼制御装置、点火安全装置、逆火防止装置など各種安全装置が付けられており安全性は高いです。

Q:届け出は?
A:消防法ではボイラー設置の届け出と、ペレットは指定可燃物となりますので10㎥を超え貯蔵する場合は届け出が必要です。大気汚染防止法では、伝熱面積が10㎡以上またはバーナー燃焼能力が重油換算50ℓ/h以上の場合は届け出が必要です。

Q:ペレットをつくるのにどれくらいのエネルギーを使っていますか?
間伐材を利用してペレット化する場合は、おおよそペレットの持っているエネルギーの20〜30%程度が製造に使われています。一例として、以下のリンクを参照ください。
リンク先を見る▶

Q:メンテナンスは?
A:機種及び使用状況によりますが、年に3〜4回、燃焼室やボイラー内部、煙管、煙突などの点検や清掃が必要です。最低年1回は、ボイラーメーカーによる定期的な点検が必要です。

Q:煙突は化石燃料ボイラーと共用できますか?
A:共用煙突は避け、専用の煙突を設置してください。煙突には建築基準法による構造基準があります。また、高さ6m以上の煙突は工作物として特定行政長の届出が必要になります。

Q:長期間ボイラーを使わない場合は?
A:長期停止の場合は主電源を切り、燃焼室及びサービスサイロの燃料を取り除いてください。ボイラー水に関してはボイラーメーカーに相談して処置方法を確認の上対応してください。

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