京の山杣人工房「彩暮(さくら)」にて、岡本利彦氏(株式会社トモエテクノ)、山上恭平氏(株式会社巴商会)による木質バイオマスボイラーの可能性について講義を行った。
まず始めに講義行った岡本氏は、自社の木質バイオマスボイラーの仕組み、森林を伐採する方法、ペレットの製造方法、欧州や新宿御苑におけるバイオマス利用の事情を説明した。新宿御苑では、剪定木を燃料として木質バイオマスボイラーを動かしており、剪定木を利用する意義としては、資源の再利用と温暖化対策・乱高下する油燃料のコストの対策・地域産業の活性化に貢献することができる。しかし、国の直轄の公園でありながら剪定木などの木質バイオマス全てを有効利用できていない現実がある。
次に、山上氏による講義では、自社の薪焚きボイラーの仕組みや使用方法について、また各地の導入事例について話した。いろんな樹種を使って燃焼実験などの検証実験の結果報告を行った。