2008年11月23日(日) 上勝町
日記担当:中森
今回、薪く炭くKYOTOのツアーに、初めて参加させて頂きました。 初日は、葉っぱビジネスで有名な上勝町で、木質チップボイラーを導入し、二酸化炭素排出抑制の取り組みをされている、『月々屋温泉』に見学に行きました。
一通り見学し、説明を聞いた後、30分時間が余ったので、みんなで温泉に入ろうという事になりました。フロントで、入泉料500円と、200円でタオルを買い、さて、温泉に入ろうと、入り口を入った所で、30分とあわただしく温泉に入るより、その時間を、何もしないでゆっくり過ごしたいと思い付き、入泉料を払い戻してもらい、タオルだけ買った形で、首に巻きつけながら、温泉を出て行きました。
というのも、車を降りた瞬間から感じていたこの空気が、まるで山につかっている様に心地よく、この感じを温泉に入ることで、消してしまうのはもったいないと、どこかに感じていたのです。川沿いの高台を歩いていると、何かが回転して落ちてきました。見上げると、もっと高台にある、ちいさな木から、小さな葉が、小さな枝と一緒に落ちていました。安定した回転を起しながら、雪の様に落ちていました。
11月ですが山桜が咲いていて、写真家が撮った写真を見せてもらうと、花の隙間に虹が出来ていました。写真家によると、人間の肉眼では見えないけれど、瞬間瞬間で、虹はいたる所に出来ているという事でした。虹の端には、金が埋まっていると聞いた事があり、何かいいものが見つけられたのかなと、ロマンチックになりました。
帰りしなに、上勝町で、おばあちゃんに負けずに、葉っぱをお土産に拾ってきました。僕から葉っぱもらえる人、どうぞお楽しみに。
(ナカモリ宙一 作)
2007年11月24日(月) 室戸市
日記担当:中森
5日間の薪く炭くKYOTOのツアーも2日目。今日も調子に乗って日記を担当させて頂きました。私は、明日、仕事があるので、本日が最終日となりました。
昨日泊まった、海沿いのロッジ尾崎さんは、お遍路さんの宿で、たくさんのお遍路の皆さんが、夜は早くに消灯されていました。僕達は、お遍路さんの邪魔にならない様、ベランダに机を移し、波の音や風のにおいで海を近くに感じながら、11月なのに心地よい高知の夜の下、薪炭話をしていました。
朝は、お遍路さんよりも早く起きて、10km先の室戸岬まで、メンバーと二人で行こうとしましたが、途中、雨に降られた時点ですぐに諦めて、宿に戻りました。
その後、備長炭生産をされている、室戸市保能母の『炭の家ほのぼ』さんに、炭焼き釜を見せてもらいに行きました。
その帰りに、念願の室戸岬に、みんなで車で行き、昨日の写真家が、どうしても登りたいというのを制しきれず、室戸台風で有名な、室戸岬の一番高い崖で、視界一面太平洋の水平線を、雨の中、縮こまって見渡していました。
夕方、明日用事のある学生2人と、高松からフェリーに乗るために、高知駅から高松駅に行く、夕方6時頃発の普通電車に乗りました。何と6時間もかかるというのに、何食わぬ顔で普通電車に乗る学生の心意気に、誠実さを感じました。途中、『しんかい』という駅から、次の駅の『繁藤』へは、一旦、電車がしんかい駅から、バックして、 勢いをつけて、山を駆け上がる区間で、この一駅の間に、13ものトンネルを越えていくのを、運転手の横で眺めていました。 この普通電車は、まるで、銀河鉄道999の様に、止まる駅止まる駅、長時間滞在してくれたので、停車中に、吉野川の向う岸まで行ったり、神社を見学したり、星野鉄郎の様に、いつも出発ぎりぎりまで、その惑星を満喫してきました。
難しい事は報告書に託すとして、楽しい時間を過ごさせて頂き、本当に、感謝しています。また参加したいです。ありがとうございました。
(ナカモリ宙一 作)