薪く炭くKYOTO
  • 団体概要
  • お問い合わせ
  • サイトマップ
私たちの想い
会員募集 スタッフ・インターン募集更新・イベント情報

薪を割ろう!

TOP > 薪を割ろう! > 薪作り(朽木村)

薪作り(朽木村)

2004年3月14日

文責:嶋田俊平(薪ネット隊員)

 薪く炭くKYOTO設立以来の悲願であった「薪ネット」(薪ユーザー・愛好者グループ)の記念すべき第1回作業が3月14日(日)に滋賀県朽木村で行われました。山中での作業のため天気が心配されましたが、当日は文句なしの快晴でした。参加者は9名。薪ストーブを家で使っておられる方も参加されました。

 以下、当日の写真です。

車5台で現地に向かいました。参加者9人なら5台も要らないと思われるかもしれませんが、帰りはたんまり薪を積まなければならないのです。


思わぬアクシデント発生!!途中で車一台が動かなくなりました。薪ネットの前途に暗雲が立ち込めたかに見えました。しかし、私たちは躊躇なく、その一台を路傍に捨てて(正確には近くの修理工場に預けて)、作業現場へと道を急いだのでありました。「薪」のことしか頭にありません。前進あるのみ!!


作業現場に到着。まずは寺尾隊員から森林についての簡単なレクチャーがありました。クリやコナラが優占している、近畿地方に特徴的な林でした。かつては薪 炭林として使われていたのでしょうが、長い間放置されていたため、幹が5,60センチもある太い樹木個体が多く見られました。


続いて、チェーンソー講習。歯やエンジンの構造から、目立ての仕方、切り方、安全面までみっちり教わりました。もちろん使いながら慣れていくしかないのですが。薪ネットが作業する林は基本的に、幹が太い上に材が堅い木が多いと思われるので、チェーンソーが欠かせません。


いよいよ作業開始。まずは既に伐って倒れている木を長さをそろえて切ること(玉切り)から。慣れないチェーンソーでは中々うまく伐ることができません。チェーンソーの重さを利用してゆっくりと歯を下げていくのがコツのようです。


玉切りした丸太を次々に割っていきます。こっちはヨキを使っての人力作業になります。 チェーンソーよりこっちのほうが人気がありました。後日談ですが、肩や背中が筋肉痛になった人が続出したそうです。


作業はお昼休みを挟んで、午後3時半過ぎまで続きました。写真は薪を運ぶ隊員。薪を載せているカバンは原田隊員の自作の逸品です。


本日の収穫を前に集合写真。皆様お疲れ様でした。チェーンソー3台もお疲れ様でした。


作業はもうひとつ残っています。そう、収穫(薪)をスウィートホームに持って帰らなければなりません。バケツリレーならぬ薪リレーで、車の荷台まで運びました。作業時間は短かったのですが、全員が気張って作業したので、車3台に載りきらないほどの薪ができました。


HARVEST part1!


HARVEST part2!


HARVEST part3!


参加者の感想

  • 多くの人で作業を行う事は楽しく、多少きつい作業でも苦にならないので、この様なスタイルで薪を得るのは良いと思う。
  • 危険な作業も伴うので、安全管理の面は、例えばマニュアルを作るなどして万全を期すことが必要と思う。
  • 得られた薪の分配について、協議し公平な分配ができる様にしないといけないと思う。
  • ある程度定期的にできる様にできれば良いと思うが木の提供者を探すのも大変そうなので、この点にも力を入れなければならないと思う。
  • 今日は薪割りがたくさんできてよかった。いっかいでパカっとわれたらとても気持ちがよかった。木は思っていたよりもだいぶ重かったです。
  • チェーンソーが使えてうれしかった。使う時は緊張しました。これからも気をひきしめて使っていきたいです。
  • 今日は一日野外での活動が楽しかった。森の保全(手入れ)などが、自分たちの趣味や自然に対する考えと同時に成果がある様な運動にし、他の地域とのタイアップもできれば良いと思う。
  • とても楽しかったです。いろんな宣伝とかなく、ただ単純に薪をとってくるだけなのが嬉しいです。
  • 道具の説明もあったし、私は手持ち無沙汰な時間が多かったけど、またそれもいいものでした。ヨキがもっとたくさんあったらいいなと思いました。次回も楽しみにしています。
  • とってもよい。薪く炭くKYOTOの必須科目にしよう(炭焼きとセットで)。バイオマスは現場で燃えているんだぜ。話に説得力がでると思います。
  • 始終なごやかで無理のないペースでの作業はとても楽しかったし、いい運動になりました。中々時間が取れませんが、是非また参加したいと思っています。