このキャンペーンはある報道をきっかけとし、薪く炭く会員の一部が中核となって始まりました。
ある報道とは、2004年秋、日本に大量の木炭を輸出してきた中国政府が、森林荒廃の防止のため木炭の全面的輸出禁止に踏み切ったという報道です。
この報道を見て、国内の薪炭を積極的に使うことが、海外の森林の荒廃を軽減することや、さらには、放置されている日本の森林を活用・保全することにつながるのではと考えました。また、薪炭を使うことが、現代の暮らしのあり方を考える良いきっかけにもなるのではと考えました。
その後、幅広い団体や個人に呼びかけ「日本の森林を育てる薪炭利用キャンペーン」を立ち上げました。現在は、薪炭等のバイオマスの生産・流通や普及啓発に取り組む約55団体のNPO・企業、個人参加の方とともに、地域の薪炭の生産・利用促進を目指した活動を進めています。