それゆえに石油やガスの便利さ、さらに電気の便利さを享受するようになり、高断熱住宅の快適性を知ることになりました。この便利さと快適性をいまさら拒否するわけには行かないでしょう。これを維持しなければ、木質エネルギーへの転換はできないものと考えます。また、エネルギー経済的にも不利です。
あくまでも、高効率で手のかからないものでなければなりません。そのような機器やシステムを開発するには、燃焼、制御、冷凍、暖房などそれぞれの専門的メーカーの連携が必要なことは言うまでもありません。そして、モニター的な使用による、利用者とのキャッチボールが必要です。そのためには当然資金もいります。地域社会の理解も必要です。燃料の供給元である林業についての知識も必要です。
このように、木質バイオマスエネルギーを普及していくために、やるべきことはたくさんあります。何から手をつければいいでしょうか。
私たちは、まず、木質エネルギー産業を活性化させるネットワークづくりから始めます。
多様な分野の専門家が集まって、互いの情報交換の中から具体的な事業を行うことが目的です。
関連する皆様にネットワークへのご参加を呼びかけます。
力を合わせて木質エネルギーを普及していきましょう。
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