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日本の森林を育てる
薪炭利用キャンペーン
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本ページは、(独)環境再生保全機 地球環境基金の助成を受けて作成しました |
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京都市は三方を山で囲まれ、古くから薪や炭といった燃料がまち中へと運ばれてきた都市です。今も残る、もしくは新たに始まっている、薪や炭などの「森林バイオマス(木の燃料)」の利用について、絵巻物にまとめました。 |
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食・おいしさの秘密 |
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湯・薪の不思議な魅力 |
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燃・火のあるくらし |
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産・私達が作ります |
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●森林バイオマスとは、木などの森林資源のことだよ。
森林バイオマスは、少し前までは、薪や炭としてどこの家でも使われていたけど、石油やガスが普及してからはほとんど使われなくなったんだ。でも最近は、地球温暖化が進んだり、石油がなくなる心配が大きくなってきて、森林バイオマスはまた注目されているんだよ。
木は、二酸化炭素を吸って育つから、燃やしても木が吸った分しか二酸化炭素は出ないんだ。だから、切った後にまた植えて育てれば、地球温暖化は進まない。ちゃんと手入れをすれば、いま荒れている森林も元気になる。つまり、森林バイオマスは環境にやさしくて、ずっと使えるエネルギーってこと。
森林バイオマスはいまひそかな人気者なんだ。「料理が美味しい」「ほっこり暖かい」「自然の炎を見ると癒される」「雰囲気がある」なーんてね。このマップに載っているお店で森林バイオマスの良さ味わって、ちょっとハッピーな気持ちになろう。さあ、まちへレッツゴー! |
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●京都は山に囲まれた、森林資源が豊かな地域なのよ。
おじいちゃんに聞いたんだけど、昔は鞍馬など山からまちへ薪や炭が運ばれ、家の裏で薪割りをする音がひびき、中では囲炉裏や火鉢で暖をとりながら家族が会話をする、そんな生活だったそうよ。しだいに薪や炭が使われなくなり、生産される量も減ってきたの。私もバーベキューの時くらいしか使ったことがないわ。
けれど、薪や炭のことを調べてみると、今もまち中でいろいろと使われていることがわかったの。昔ながらの伝統料理、みんなが集まるお風呂屋さん、薪や炭を売る燃料屋さん、茶道の世界、お祭りなどの伝統行事、今も昔も変わらず使い続けているお店がたくさんあったわ。新しく薪や炭を使う食べ物屋さんも増えていて、薪や炭の良さが見直されているみたいよ。
この絵巻に載っているお店では、薪や炭は近くの森から来ていることも忘れないでね。遠い海外から運んできたものではないのよ。マップに載っているお店以外にもまち中にたくさんあるから、見つけたら、私に教えてね。 |
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