2006年10月14日
本日は秋空の気持ちのよい最高の天気であった。
今回、間伐をするのは、昨年度から間伐を行ってきた場所ではなく、そこより南の斜面の上の方であった。斜面を登るのはなかなかしんどかった。作業地までは、「なぜ間伐をするのか?」、「間伐をしないとどんな悪いところがあるのか?」、「なぜ必要な間伐が行われないのか?」について質問を投げかけながら歩いていった。参加者は、よく分かっている人もいれば、何気なく分かってる人といろいろいるので、こうやって改めて考えてから、作業してみるのもいいのかなと思った。
6月25日に選木をした場所で、残す木には、ピンク色のテープがついていた。常次さんから間伐の方法や間伐の意味についてのの説明をうけた後、3人1組ぐらいになって作業を始めた。
この林は、細い木と太い木、両方があって、かなり差が大きかった。細い木は本当にすぐ伐れてしまうので、ロープをかけず伐っていった。たまに太い木があるときはチームで作業を分担しながら進めていった。
思ったより作業は時間がかかり、たくさん伐るべき木を残して作業は終了した。個人的には、もっと間伐したかったが、時間が許さなかった。
お昼は、常次さんから鯖の炭火焼をごちそうになったり、山の話をいろいろ聞いたりして、参加者同士でもいろいろ意見を交わしながら、のんびり過ごした。また、毎冬、炭焼きでお世話になっている譲治さんからさつまいもをもらったので、小屋のストーブで焼き芋をして作業が終わった3時半ごろに食べた。少し芯があったり、表面がかなり炭化してすっぱくなっていたりと問題もあったが、総合的にみるとおいしく食べれた。
けがなく1日の作業を終え、また次が楽しみだと思いながら、本日の作業は終了した。
(横山直人)
今回の活動を通して、自分にとって自然・山がどんなに大事なのか改めて感じました。 また、森林保全に対して今の私にできることは何だろうか改めて考えさせられました。
特に印象に残っているのは山主である久保さんから「林業の現実」を生の声として伺ったことです。(森林整備のための資金不足や環境税導入、森林伐採のため水が出なくなった話)
企業は利益(黒字)がなければ活動ができないです。森林整備もそれは同じ。 しかしやはり切実な赤字の現実がありました。 環境税を導入している都道府県もあるようですが、なかなか厳しいとのことでした。
企業に勤めて思うことは、企業は当然ながら日々利益第一優先で活動をします。 環境保全活動あくまで企業イメージのアピールがメインになってしまうかと思います。 (もちろんいくらかは成果を上げています) 企業が環境保全活動をすることで、企業イメージだけでなくもっと別の大きな利益になる仕組み作りはできないのかと改めて考えさせられました。
そうしたことを改めて考える貴重な時間を過ごすことができました。 日々、忙しすぎて本当に大切こと(私たちの原点は自然であること等)を忘れてしまうんです‥ 何より皆さんが温かく迎えて下さったからこそ、こうした時間を過ごすことができたと思っております。間伐のやり方等、丁寧にご指導頂きありがとうございました。
今後とも活動を続ける中で、私にできることを考えていきたいと思っています。 長々と書きましたが、本当にありがとうございました。
指導者の常次さんから説明を受けたあと、各班に分かれて作業開始です。まず、倒す方向に受け口をあけ、反対側から追い口を入れるのが基本です。
午前中は初めての人も多かったので、やり方をじっくり勉強しながらの作業でした。少し明るくなったでしょうか。
森の文化祭や薪く炭くのイベント薪割りをするのでそれに使う材を山から運びだしているところです。乾燥してない材は重いです!
お昼は小屋の中で食べました。炭火で焼いた魚をごちそうになりました。
午後からは2人メンバーが帰って、新しく1人メンバーが加わりました。写真は、見事に木を倒したところです。
この写真は今日の作業最後の一本に手こずっているところ。枝にかかって倒れず、ロープで揺らしまくって何とか倒すことができました。
作業が終わって一息ついている今日の参加メンバー。お疲れ様でした。
こんな感じで楽しく作業してます…。
小屋に着くと焼き芋が見事に?できていました。みんなでおいしくいただきました。けがなく作業できて良かったです。まだまだ間伐するべき林はたくさんあります。次回もがんばりましょう。
お昼に撮影した集合写真。