2007年6月30日
今回まで、作業が雨天で2回連続で中止になるという憂き目にあいましたが、今回はとても良い天気! 18名もの方々が理想の森に集まってくれました。今日の作業は、まずは地図作り。府立大のメンバーが調査道具を持ってかけつけてくれました。理想の森の周囲を測量していきます。また、人数が多いので下草刈り班も作り、二つに分かれて作業を行いました。
私は午前中は、測量に参加しました。高性能な機械のおかげもあってかスムーズに進みました。しかし、草が邪魔をして上手くできない場所もあったり、機械の調子もときどき悪くなったりすることもありました。冬に、草が枯れてるときに測量すればもっと思い通りの地点をとれたかもしれません。今回は道沿いをほぼ一周する形で測量を行いました。尾根までは、遠いのと草が生え放題だったため、断念しました。どこを通るべきか戸惑うときもあって府立大のメンバーに少し申し訳なかったです。また同時に、阪口くんを中心に植生の調査も行いました。
一方、下草刈り班は11時半頃に終え、ピザ作ってくれていました。今回も前回に負けず劣らずおいしかったです。問題は、やはり効率よく作れるように窯を改良する。これからにさらに期待です。
午後からは、全員で下草刈りをしました。最初は、下草に埋もれてなかなか植林したクヌギやコナラが見つかりませんでしたが、ほとんどの植林木が元気に育っている印象をうけました(昨年、一昨年植林したところ)。一昨年植林した木は幹が2cmぐらいになっていてもう苗木という感じではありませんでした。
しかし、今年植林したところは、背丈もまだ低くかなり草で覆われ心配です。こちらも何人かで下草刈りを行いました。次回の7月14日にはしっかりと刈ってやらねばなりません。
(横山直人)
測量班、植生調査班、下草刈り班に分かれて作業を行いました。
測量班の様子。四角い反射板?にレーザー?か何かが当たるとピッと音がして、点がとれます。草が邪魔をして大変でした。自分は道案内をするのに必死になってしまって道具の説明をあまり聞けませんでした…。失敗でした。
今年の春植林した苗木。まだ背丈が低いので、草に完全に埋もれていました。早く草刈りをしてやらねばなりません。
小屋の青い屋根が小さく見えます。今回はここまでの範囲を測量しました。
道はスギヒノキの人工林の中へ。斜面の上部の林はまだ間伐がされておらず、暗い印象をうけました。下草もほとんどなく、幹も細かったと思います。
このようにして反射板を見て、測量して行きます。周囲がどんな形になっているか赤白ポールの真ん中ぐらいにあるコンピューターですぐ確認できます。かなり優れ物の機械でした。ただ、タッチパネルの反応が悪く苦労する場面もありました。
ここからは午後の写真です。スギヒノキとは違って、今回残す木のクヌギコナラは見慣れない人も多いので説明しています。他にも、アラカシなど炭に適した木、タラノキなど食べられる木は残します。
いろんな植物があって、なかなか楽しいです。でも、イバラのトゲは痛くて困ります。
目印につけていたひもが幹に食い込んでいるものがあったので、緩めたり、枝に位置をかえたりしてあげました。大きく元気に育って欲しいですね。
ここは下草刈りも3年目になります。だんだん苗木が一人前の木に近づいてきた気がします。でも、人間にしたらまだ小学生低学年ぐらいかな。私の勝手なイメージです…。
こちらは今年植林した場所の様子。春先には全く草がなかったのに見事に緑に覆われていました。