薪く炭くKYOTO 第8回勉強会
「木質資源の微生物分解技術」報告
- 内容
-
未利用木質資源の微生物分解技術とその応用製品の紹介
- 講師
- 有限会社フォワード代表 渡邉克廣氏
- 日時
- 2003年6月27日(金)19時〜20時30分
- 場所
- 京都市北文化会館・第4会議室
- 参加者
- 23名 (スタッフ,講師込)
概要報告
第8回の勉強会では,「木質資源の微生物分解技術第」と題して,有限会社フォワード代表の渡邉克廣さんをお招きしました.
当日はあいにくの雨模様でしたが,20人を超す幅広い年齢層の方々にお集まり頂きました.
渡邉さんは,北山杉の皮や,ダムの沈木,街路樹の剪定枝など,今まで活用されることなく廃棄されていた木質未利用資源の有効活用に取り組んでおられます.
これらを万能粉砕機で細かく粉砕し,独自の微生物分解技術で高速分解すると,植物の倍土や植木鉢などに適した素材になる,ということです.
写真パネルや実際の製品を交えて,技術の概要や製品開発の苦労,業界の裏話など,ざっくばらんにお話頂きました.
会場からは,加工品の特徴や素材の入手経路,微生物や分解プラントの特性などについて,活発な質問がありました.
バイオマス資源にはエネルギー以外にも様々な活用方法があり,それぞれの特徴を活かした利用法を探っていくことが肝要,と思う夕べでした.
渡邉さん,お集まり頂いた皆様,どうもありがとうございました.
(Y. Sawaguchi)
薪く炭くKYOTO 第8回勉強会「木質資源の微生物分解技術」 アンケート結果
- 本日の感想をご記入ください.
-
新企業ということで,これから世間に広められるようにがんばって考えていただきたい.
材料調達から流通までをもっとしっかりした方がよい.
- ・嫌気性バクテリアはイケてない. 好気性バクテリアが重要.
・ハート型植木鉢作ってください.
- 新たな視点からバイオマスを見ることができた.
ポット,トロ箱の話がおもしろかった.
ゼロエミッション・循環経済を実現するためのすばらしい技術だと思うが,実用化には,お金,人脈なども必要で,改めて難しいと思った.
- 渡邉さんおもしろい. 徹底した現場主義で,それがよかった.
とにかく元気で,聞いていて気持ちよかった.
バクテリアの威力はすごい.
- アイデアは面白いと思いました.
どう商品化していくかというのを考えてみたいです.
- この技術の将来がたのしみです.
- エネルギーとは異なった森林資源の有効活用について学べて良かった.
この様な活用方法も含めて,総合的な資源の活用計画も必要と思った.
ビジネス面での課題,問題点も知れて,勉強になった.
- 処理時間の短さに関心しました.
(基礎知識不足のため)よくわからないところがあった.(特に微生物内容について)
- 微生物の可能性に改めて気付き,おもしろかったと思います.
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興味深かった.
-
杉皮の処理として,京都の山でも実際に行えたらいいですね.
京北から原料を採っているのだから,他に持っていくより京都で行いたい.
大学での残飯処理もできないか調査してみては.
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堆肥,ポットなど製品の販路構築が問題と思う.
- この勉強会の開催をどこで知りましたか?
- フォワード渡邉さんから.
- 会員
- メーリングリストで.
- ミーティング
- 沢口さん
- 杉良
- 会からの案内.
- HPから.
- メールで.
- 森林バイオマスに関して,今後勉強してみたいテーマや,話を聞いてみたい人などありましたら,ご自由にご記入ください.
- 燃料のこと
- 京都市の森林の歴史
- シュラ勉強会を成功させたいと思います.
- 廃材の処理を有効利用するにはどうするか.
- 森林施業, 里山管理等
- バイオマスのエネルギーとしての利用について
(1〜7回の勉強会ですでに取り上げておられるかもしれませんが.)
- エネルギー源としての具体的な話
- 薪く炭くKYOTOの活動についてご意見がありましたら,ご自由にご記入ください.
- まあ,がんばりませう.
- 応援しますのでがんばって下さい.
- まだ入会してすぐですので,これから内容について勉強させて頂きます.
- 特になし