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炭の家ほのぼの

日程

2008年11月24日(月)

内容

備長炭生産の見学

報告

炭焼き釜

↑炭焼き釜

炭の切断

↑炭の切断

記念撮影

↑記念撮影

 杉本正一郎さん御夫婦に対応いただき、備長炭生産をされている室戸市保能母の『炭の家ほのぼの』さんに、炭焼き窯の見学をさせていただいた。原料はウバメガシで、その仕入れは徳島県からである。炭焼きの窯は13 t くらい入り、横の穴から入れ、乾燥10 日間と火付け10 日間の計20 日間ほどで焼き上げる。その微妙な見極めは、匂いと煙から判断している。焼き上がると、熱膨張で窯が3cmほどあがる。昔は木を切るところからやっていたが、いまは原料の仕入れは業者に頼んで、手伝いがいるときだけ2〜3 人に手伝ってもらっている。それ以外は2 人で作業を行っている。備長炭は1kg 1000 円ほどで販売しており、焼き鳥屋などのお店に販売している。

 炭の家ほのぼのでは、備長炭のオブジェや写真パネルを展示している。この施設は杉本さんが自宅横の空き家を改修してつくったものである。展示しているのは「窯出し」など備長炭作りの風景を収めた写真パネルと、杉本さんが阪神方面に出荷している11 銘柄の炭の見本などである。原料のウバメガシの根株を窯で焼いたオブジェ作品も展示されているほか、炭を使った「炭琴」もある。

成果・感想・今後の展望

 備長炭づくりをほとんどお二人でやられていることにびっくりでした。備長炭の切断もやらせてもらえ、なたで切ると断面に光沢がでることも始めて知りました。

 今後も備長炭の生産の可能性を感じた視察でした。

担当:
前田純
参加者:
石川求、齋藤わか、寺尾尚純、中森宙一、野瀬光弘(敬称略)