2008年11月26日 13:00〜14:00
↑ペレット製造装置
(須崎式ペレタイザー)
↑オガライト製造装置
↑オガ炭製造装置
↑須崎燃料(有)吉村さん
須崎燃料は昭和38年にオガライト製造工場として創業された。その当時は、全国で850社が操業されていたが、時を経て昭和60 年の資料ではオガライト製造工場は173 となり、現在は数えるほどとなっている。
オガライトの需要は少なくなったが、オガ炭の需要は順調のようである。海外からの炭の輸入の制限も重なってか、焼き肉店、ウナギ屋などの飲食業で特に白炭(代表が備長炭)の需要が定着し、同様な性能のオガ炭に代用品として需要が伸びている。オガ炭の特質はオガコが原料であるため均質であり、はぜることも少なくに近い炉外急速鎮火の製法を取り入れているので白炭と同じような性能があるため、高価な備長炭などの代用として需要が伸びているようである。
また、須崎燃料では、外の木質燃料製造工場で木粉の風送による失火事故があったことをうけて、今の場所に移転して新規に操業する際には、原料の木くずの風送はやめてスクリューコンベアによる搬送にしたとのことであった。
須崎燃料の現在の生産量は概ね、オガ炭100t/月 オガライト 10t/月 ペレット 100t/月となっている。
こだわりの7mmのペレットは、日本でのペレット製造黎明期から製造されており、その技術は地元四国の土佐テックや新興工機など別のメーカーに受け継がれている。
ペレット製造の次の展開を企画中とのことで内容については漏らしていただけなかったが、生涯現役を地に書いたようなエネルギッシュな方でした。