2003年11月2日
11月2日に京都府弥栄町で行われた“弥栄町秋の祭典”に,10人のメンバーで出展してきました。 その内容を報告します。
11月の始まりとは思えないような陽気の中,弥栄町秋の祭典は開催されました。 京都市を6時に出発し、9時過ぎに会場入りしたのですが、そのころにはすでにステージで歌や踊りが始まっており、野菜売りのおじさんは“3本100円だ!!”とたたき売りを開始しておりました。 その会場の意気込みの高さにどうしようもなくわくわくしながら、出展ブースの準備を開始しました。
ブースの出展内容は、バイオマすごろくの体験、活動紹介パネルの展示、自転車発電装置の実演、炭焼きバームクーヘンの実演・試食の4本立てでした。 このほか別会場で行われた「『持続可能な循環型社会』に向けて『森のバイオマス講座』」と題されたシンポジウムに、本会副代表の島田俊平氏がパネラーとして参加されました。
特設ステージでは地元の人や保育園の園児による歌や踊り、着物のファッションショー、丸太の早切り大会、大道芸などが終始行われていました。会場内では野菜や地元の特産品、フリーマーケット、うどんにもちにポップコーンなど様々なものが販売されており、朝からたくさんの人でにぎわっていました。
来場者で賑わう会場。この一帯は“バイオマス活用促進コーナー”になっており、手前の白いテントが薪く炭くのブース。お隣は薪ストーブ、ペレットストーブなどを展示してらっしゃいました。
さすらいの大道芸人“Mr.ウキウキ”。 見事なジャグリングを披露してくれました。
直径20cmほどの丸太を切るタイムを競う,丸太切り大会がありました. 優勝タイムは29秒でしたが飛び入りで参加したおじいさんは26秒で切ってました(記録は参考扱い)。 薪く炭くからは5名が参加し、一番早かったSさんのタイムは40秒でした。 まだまだ修行が足りませんね。
子供たちがいっぱい遊びにきてくれました。難しい漢字やルールを理解するのに苦戦しながらも楽しく遊んでくれました。
木の棒の表面に生地を塗り炭の上でくるくる回しながら焼き、焼けてきたら再び生地を塗り炭の上でくるくるくるくる・・・を繰り返すこと1時間、炭焼きバームクーヘンの出来上がりです。みなさん何をやっているのか興味津々で集まってきてくれました。完成品の試食には長蛇の列ができました。バームクーヘンを炭で焼くことと、バイオマスを利用することの大切さをうまく結びつけて説明できれば良かったというのが今回の反省点です。
自転車をこいで電気をおこし電球やラジカセ、テレビをつけてみようというコーナーで、いきの良い小学生がいきおい良くこいでくれました。
前半はケンジ・スティファン・スズキ氏(風のがっこう主宰)の講演、後半はパネルディスカッション(薪く炭くKYOTOから島田が参加)でした。スズキ氏のお話、バイオマスにとどまらず社会福祉や教育の話にも広がり、非常に面白いものでした。
(渕上佑樹)