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「ニッポン食育フェア」へのブース出展 報告

2006年1月14日〜15日

 2006年1月14日〜15日に、東京国際フォーラムで開催された「ニッポン食育フェア ―第3回食育総合展―」に、薪く炭くKYOTOの企画ブースを出展しました。

 食育フェアとは、(社)農産漁村文化協会が中心となって開催しているもので、今回が第三回になるのですが、回を追うごとに出展ブース数、来場者数が拡大しているようです(今回は約3万人が来場)。「スローフード」など食育に通じるものへの共感の広がり、BSE、遺伝子組み換えなど食の安全性に対する危機感、食育基本法・食育推進基本計画といった「食育」関連の行政的枠組みができたこと、などが背景にあるのでしょうか。

 さて、薪く炭くKYOTO(今回はTOKYOメンバー中心に準備)としては、七輪を並べてサンマやモチを焼いたり、ダッチオーブン料理を出したりしたかったのですが、火気厳禁ということで、断念。

 定番の薪く炭くパネル類、すごろく、ブックレットの展示の他、農文協さんが貸してくださった「炭」関連のパネルを展示しました。また、薪炭キャンペーンの木炭流通調査の一環として、来場者に木炭利用に関するアンケート調査を実施しました。

 さらに、「薪炭グルメ」ズバリとはなりませんでしたが、神奈川県を中心に個人で野菜流通業をされている三好さんに、無農薬・無ワックスの規格外みかんを提供していただき、来場者に食べてもらう企画を行いました。食料自給率が低い低いと言われていますが、その一方で野菜や果物が、ブランド力がない、少し傷がある等の理由で商品にならず畑に捨てられているそうです。そういった、日本の野菜や果物消費の現状は、木炭消費の現状にも通じるものがあるのではないかということで企画にご協力頂いたわけです。

 みかんは、大きさも不揃いで、見た目もあまり良くないのですが、一口食べていただくと、「あっ、結構おいしい!」と大好評でした。あっという間になくなってしまいました。特に年配の方は、「昔は、みかんって言えば、みんなこんなのだったよ〜。最近はおかしいぐらい形も大きさも同じだね。」「この少し酸味があるのがおいしいのよ」と懐かしそうに食べておられました。

 二日間で約3万人もの来場者があったこともあり、我々のブースも大盛況でした。真剣に話をきいてくださる方も多く、充実した良い時間でした。ただ、当初目論んでいた、「五感で味わう薪炭利用」が実現できなかったので、次回出展の機会がいただけるのなら、企画を練り直して出展したいものです。

 以上、簡単ですが、ご報告でした。

(薪く炭くTOKYO・嶋田俊平)