2005年9月23日(金)
本日の日記担当:岸野,嶋田,松田
ツアーも3日目を迎えました。昨夜は長野からはるばる埼玉までやってきました。ドライバーの寺尾様本当にお疲れ様です。
今日は薪く炭くTOKYOのメンバーと合流し、朝から飯能市のもくねん工房、そして午後からは青梅市の東京ペレットを見学させていただきました。お忙しい中、いやな顔ひとつせず、我らの質問に親切に答えてくださったもくねん工房事務局の臼井さん、そして東京ペレット工場長の川尻さん、本当にありがとうございました。ペレット工場と一言で言っても、原料や事業の進め方など、それぞれまったく違うスタイルであることがわかりました。
今回4つのペレット工場を訪れましたが、どちらの工場でも需要確保で苦戦しているということをお聞きしました。しかし川尻さんのお話では、「お客様とやりとりしている上で手ごたえを感じるし、先行きは明るい」ということで、大いに励まされました。
その後つるつる温泉で疲れを癒し、山王の山の家での「東京で森林バイオマスを考える会」に臨みました。そこでは、薪炭利用キャンペーンについて活発な議論が交わされました。錚々たるメンバーの中で私は小さくなるばかりでした。
更に後半には大物ゲスト達が登場し、盛会のうちに終わりました。料理長の薪炭グルメに舌鼓を打ちつつ、様々なことを語り合いました。
ペレットと薪炭、利用形態は違いますが、生産・流通・消費と、普及させていく上での課題は似ているところも多いと感じました。特に需要を開拓する上で、今まで生活になかったものをいかに生活にとりいれていくか、そのモデルを消費者に示すことが大事なのだろうと思いました。
さて、惜しむらくもツアーは明日で終わりです。つるつる温泉の入り口に書いてあった「生涯青春」という言葉を胸に京都に旅立ちます。(あまりに稚拙な文章ですみません。)
(岸野)
本日、ツアー3日目。埼玉までやってきました。午前9時、飯能市駅前で薪く炭くTOKYOのメンバーや東京で活動する方々と合流して、メンバーは9人になり、「協同組合西川地域木質資源活用センター もくねん工房」へ。もくねん工房は、「もり」から「く」らしに、「ねん」料供給する「工房」、ペレット工場です。ダイオキシン規制法で、製材業者が樹皮(バーク)の処分をどうするかということから、バークペレットをつくるにいたりました。ペレットストーブモニター事業など、今後の展開が楽しみです。
樹皮たちよ バークペレット 生まれけり
もくねん工房にて
詠み人まつはし
お昼は手打ちそばを食べ、ほっこりした後、いざ(有)東京木質資源活用センター、東京ペレットへ。ここは補助金なしで、民間だけでやっていて、まさに手づくりの工場です。川尻工場長に木材産業が成り立ってこそのペレットで、適切な価格を山元に返していくことの意味、ものづくりの面白さなど多岐にわたってお話いただきました。
ペレットが 誕生の時 山景色
東京ペレットにて
詠み人まつはし
つるつる温泉に入り、お肌がつるつる(?)になったあと、第三部「山王森の家」で、薪炭キャンペーンミーティングと交流会へ。東京各地からバイオマスに関わるメンバーが集い、熱い議論をかわしました。交流会では、煙もくもく、薪炭クッキング。人の熱気もほかほか。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
バイオマス 火のある暮らし その未来
薪炭キャンペーンミーティングにて
詠み人まつはし
さてさて、明日は帰京します。
(松田)
ペレタイザ バークペレット 湯気が立つ
もくねん工房にて
詠み人しまだ
ストーブに ホワイトペレット 手にすくい
東京ペレットにて
詠み人しまだ
森の家 バイオマニアが 白熱す
薪炭キャンペーンミーティングにて
詠み人しまだ
(嶋田)