ペレットストーブと薪ストーブ どうちがうの??
ここではペレットストーブを選ぶ時によく尋ねらる質問、
「ペレットストーブと薪ストーブの違い」についてお話したいと思います。
どちらも木を燃やして、炎の暖かさを利用したストーブだね。
同じようで・・・ちょっと違っているけど・・・
大きな違いは2つあるわ。ひとつめは排気の方法。
ペレットストーブは電気でファンを回して
強制的に燃焼後の排気を屋外へ出しているんだよね。
その通り。だからペレットストーブの設置工事は、
壁に穴を開けて排気管を屋外へ出すだけで簡単なのよ。
ペレットストーブの設置
薪ストーブはどうやって排気をするの?
煙突のドラフト効果を利用しているのよ。
ドラフト効果っていうのは、煙突の中に外気より熱い空気が入ると浮力が生じて
暖かい空気が上昇する自然現象のこと。その力で屋外へ排気を行うの。
なるほど。電気を使わなくてもできるんだね。
その分煙突を4m以上立ち上げないといけないから
薪ストーブの設置工事は結構大掛かり。
屋根工事をしたり、煙突部材や工事の料金も高額になったり。
それで設置を断念する人もいると聞くわ。
排気の方法の違い=設置方法の違いってことになるんだね。
薪ストーブの煙突
ふたつめの大きな違いは
当たり前なんだけど、ペレットか薪か、燃料の違いよ。
京都市にペレット販売店は増えてきているけど
薪はどこで買えばいいんだろう。
森林組合や林業家さんを通じて購入したり、
薪作りサークルに参加して入手したり、
自分で薪を作っている人もいるわ。
燃費の違いはどうなのかな?
1日8時間ストーブを使うとするなら、およその価格で
ペレットの場合、8キロ=360円(京都ペレットの場合)だけど
薪なら、2~3束=1000円~1500円となってしまうの。
10キロ入りのペレットと薪
薪の保管と薪割り
えー!薪は随分高いね。
自分で薪を調達できるならタダにはなるけど
山から木を伐り出して、割って、1年は乾燥させないといけないから
労力と時間と保管場所が必要になるわよね。
ペレットは自分で作ることはできないけど薪に比べて
入手方法や価格は現実的だよね。持ち運びもしやすいし。
そうね。ペレットストーブは排気が無色透明になることや
自動で着火消火、燃料供給ができたり、利便性の面でも
現代の暮らしにも取り入れやすいと思うわ。
薪ストーブは、間伐材や端材が手に入る環境の人には
もってこいのストーブだね。
普通、薪ストーブの煙突からは白煙が出るから
ご近所への配慮が少なくてすむ郊外での使用が向いているかも。
ペレットストーブにはない迫力のある炎や高い暖房力は魅力的だもの!
ペレットストーブも、薪ストーブも
身近にある資源をエネルギーとして使える点では同じだけど
それぞれの違いによってメリット・デメリットがあるんだね。
自分の生活環境にあう方を選んで、
火のある暮らしを楽しんでほしいわ!
畳の上にもそのまま置けるペレットストーブ
薪をくべることも楽しみのひとつ
迫力ある炎の薪ストーブ