京都ペレット森の力京都
「京都ペレット」とは、京都市内の森林から誕生した100%京都産の木質ペレットの名称です。主に杉やひのきの間伐材を有効利用して作られています。接着剤などの化学物質や添加物を一切使用していないため、安心してお使いいただけます。ペレットストーブやペレットボイラーの燃料として京都市内のあちこちで利用が広がっています。火のぬくもりを暮らしに取り入れながら、京都の森も元気にできる「京都ペレット」!ここからは「京都ペレット」の製造現場や原料の調達についてご紹介していきます。もっともっと、木質ペレットのこと、山のことを知っていきましょう。
2009年、右京区京北町に京都府で初めての大規模木質ペレット製造プラント「森の力京都」が生まれました。京都市北部に位置するこの町は93%を超える森林面積を持ち、全国でも指折りの林業地です。古くから木材を京都御所へ献納してきた歴史を持ち、苗木づくりから植林・保育・伐採・搬出に至るまで、長い歳月で培われた知識と技術によって杉やひのきを中心とした優良な木材生産地として栄えてきました。周囲にたくさん植わる森林資源を利用した、木質ペレットづくりがスタートしました。
「京都ペレット」の製造は、近隣の山より木を伐りだすことからはじまります。伐ったばかりの木はたくさんの水分を含んでいるため、何度も乾燥と木を細かく砕いていく破砕(はさい)をくり返し、最後は熱を加えて圧縮し小さな円柱状に固めます。
さぁ、「京都ペレット」の工場探検へ出発です。
1.調達
近くの山から木を伐り出してきて枝葉を落とし、丸太のまま約1年間乾燥させます。
2.破砕(はさい)・乾燥
丸太の状態から50ミリ→9ミリ以下のサイズまで、3段階に分けて細かく砕きます。
その都度乾燥させながら、最後は含水率15%程度のチップにします。
3.成型
造成機(ペレタイザー)でチップに高温高圧を加え、穴から押し出し円柱状に成型します。
この時、木のリグニンという成分が軟化し接着剤の役目を果たします。
4.冷却・選別
できたてのペレットは崩れやすいため冷し固めた後、ふるいにかけて余分な粉を落とし選別をします。一定の大きさに満たないものは原料として再利用します。
5.完成
10キロずつ袋詰めして、
皆さんの元へお届けします。
☆リアル工場見学、できます!実際に製造過程をご覧いただくことができます。
詳しくは森の力京都(株)HPまで。
地域産材による木質ペレットの製造【動画】
イベント:木こりのお仕事体験ツアーより by小林正秀
会社概要
名 称 森の力京都株式会社
設 立 平成21年8月24日
所在地 京都市右京区京北周山町小柳5-1
T E L 075-852-0010
F A X 075-852-0022
U R L http://morinochikarakyoto.com
☆工場見学大歓迎です、ご希望の方は事前にご連絡をお願いいたします。
こんにちは、森の力京都の代表、久保和則です!
「自分たちの手で京都の森を元気にしたい」という想いをもつ仲間と共にこの会社を立ち上げました。
森の力京都で作る「京都ペレット」の原料は100%京北町の山の木です。間伐材や商品価値の低い木を有効利用しています。
木質ペレット生産を通して、みんなに木の魅力を知っていただき、もう一度林業を盛り上げていきたいと思っています。生まれ育った京北の町に雇用を生みだし、この町をもっと元気にしていきます!
地域産材による木質ペレットの製造【動画】 by小林正秀