火出国は、木のエネルギーを利用している国。このサイトは、森林バイオマスがよくわかるサイトです。



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町家暮らしとペレットストーブ (京都府 橋本さん)


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カラカラッ、・・・カラッコロ、コロカラッ・・・。
ペレットストーブの楽しみの一つがこの音。
音がして、そして、パチパチッと輝く。
ちょっとひょうきんで、でも森の妖精がちょこちょこっと動いているような愛らしい音です。
火が点いてしばらくたつと、今度は部屋が木の香りでいっぱいになります。


わが家にペレットストーブが来たのは3年前。
住んでいるのは町家ですきま風だらけですが、ストーブを置いている1階部分は本当によく暖まります(暖まるまでにしばらく時間がかかるんですけどね)。
妻は冷え性がひどいのですが、輻射熱でじんわりと体が暖まるので、わが家に居る限り冷えに悩まされることもなくなりました。
石油ストーブでは頭がのぼせるため、点けたり消したりを繰り返していたのですが、その問題も解消されました。
音と香り、そして小窓から見える炎で、疲れている時も癒され、早く家に帰りたいという気分になります。


町家でなにぶん古い家なので、安全性やメンテナンスの安心感などから、機種は国産のサンポット製のストーブを選びました。
玄関に入ってすぐの、畳の部屋に設置しています。
ストーブが重たいので、少し床を補強する工事を行いました。
ストーブ自身には石油ストーブと同じ対震自動消火装置が入っています。
スイッチひとつで温度調節やタイマーセットもでき、とても簡単に使うことができます。
炎の上の部分はオーブンになっていて、簡単な調理もできます。
餅や魚を焼いたり、ピザをつくったり、毎夜楽しんでいます。


難点は、ペレットを補給するために力が要ることと、たまの灰掃除でしょうか。
特にペレットの供給口がストーブの上部にあることから、
重たいペレットの袋からペレットを供給するのは一仕事です。
いい運動になりますが、今後の改善点だと思います。