導入事例レポート
京都市左京区静市にある素敵なレストランCAFÉ MILLET。こちらで評判の手作りパンやピッツアは、石窯で丁寧に焼かれたもの。実はこの石窯、薪だけでなく、ペレットバーナーも使えるという優れモノなんです。
■CAFÉ MILLET
野菜が持つ本来のパワー最大限に引き上げた「ヴィーガン」(=オーガニック・ベジタリアン)フード。使用する素材は自然農の畑や地元、京都の新鮮で安全な野菜にこだわり、丁寧に手作りした料理を出してくれる。料理はコース2500円のみで、要予約。
■CAFÉ MILLET
■住所:京都市左京区静市静原町1118
■TEL:075-741-3303
■E-mail: millet@cafemillet.jp URL: http://blog.cafemillet.jp/
こちらの窯はペレットバーナーも使えるものだそうですね。
はい。窯の側面にペレットバーナーの吹き出し口を設置できるようになっています。吹き出し口から炎が出ますので、窯の中の温度を上げることが可能です。
窯そのものが手作りだと聞いたのですが。
耐火煉瓦を積んで作りました。作り方は、石窯パン研究家でもある、京都市在住の竹下晃朗さんから教わりました。
なぜ薪だけではなく、ペレットバーナーを併用されるのですか。
薪だと煙が多いので、この点が気になっていました。ペレットは実際に使ってみて、本当に煙が少ない。ですので、まず薪を燃料にして窯の中の温度を上げておいて、その後は、追い炊き用としてペレットバーナーを使っています。
ペレットバーナーはどのようなものなのですか?
窯作りを教えてくださった竹下さんが作られたオリジナル品です。竹下さんは今89歳なのですが大変パワーのある方で、石窯だけでなく色々な研究を行なっておられる方です。長年エンジニアとして働いてこられたのでその経験を活かして作られたバーナーです。
オリジナルペレットバーナーの使い勝手はいかがでしょうか。
材料には廃材を多く利用してあり、構造もいたってシンプルだが、火力は申し分なく、毎日活用しています。上部に燃料カゴがあり、スイッチを入れるとペレットが落ちていく下部の燃料ポット部に風を送り込み、先端から炎が噴出すもの。これを併用することで窯内の温度を400度くらいまで上げることも可能なんです。
この窯で、実際にパンやピッツアを焼いておられるのですよね。
高温で一気に焼くことも可能なので、水分を残しながらこんがりと、おいしく焼き上げることができます。
石窯パンを作る教室を開催されることもあるとか。
月1回ペースで教室を開きます。竹下先生が講師になってくれています。
ペレットバーナーは今後も使われますか。
はい。煙も少なく、環境のためにも良い燃料ですので、今後も積極的にペレットバーナーを使うつもりです。