ペレットボイラーのしくみ
一般的なボイラーの運転について説明します。
①燃料となる木質ペレットは燃料タンク(サイロ)に供給、保管されています。
②ここからスクリュー式の搬送装置でサービスサイロに供給され、バーナー部に送られます。
③点火は化石燃料の点火用バーナーを使うタイプと、電気ヒーターを使うタイプがあります。
火災検知器で確実に着火したかの確認が行われます。
④ペレットはバーナー上部にあるロストルという箇所で燃焼し灰になります。
このロストルが回転することで、灰をロストル上から落しクリンカ―の発生を
抑制する構造のものもあります。
※灰は自動排出される機能をもったものもあります。
⑤燃焼は負担(温度や蒸気圧など)に応じて、3位置動作では、3位置動作では高燃焼/低燃焼/停止、
2位置動作では運転/停止と自動制御されます。
⑥煙管ボイラーでは煙管に燃焼ガスが流れることで缶体中の水と熱交換し水を温めます。
水管ボイラー及び貫流ボイラーでは水管中の水と燃焼ガスで熱交換されます。
※貫流ボイラーはこの水管の中で沸騰させて蒸気を発生させます。
⑦熱交換後の燃焼ガスは、温度が下がり排ガスとなります。
排ガスは集塵機を通過してばいじんが除去され煙突から排気されます。
⑧集塵機で補捉されたばいじんは飛灰と呼ばれています。
停止時は残った燃料を燃やし切ってから運転停止します。