どんな施設に向いているの?
燃料であるペレットが入手可能であることが前提となりますので、地理的条件として、「ペレット工場が近郊にあり輸送コストをかけず安定した供給を受けられること」が挙げられます。
次にボイラー規模ですが、ペレットボイラーは一般的には小規模(20〜300kW)への適用性は“○”、中・大規模(300kW〜)へは“△”と言えます。大規模の場合は複数台を導入して運転する方法もあり、負荷変動が激しい場合には台数制御が可能になります。したがって、施設の運転状況を考慮し選定する必要があります。また、チップボイラーに比べ機器本体、サイロが小型なので、スペースは無いがバイオマスボイラーを導入したいという場合には適しています。
・小規模ボイラー(20~300kW):適用性○
・中・大型ペレットボイラー(300kW~):適用性△
運転管理面では薪ボイラーのように燃料投入の人員がかからず、チップボイラーのように燃料の状態(含水率)で燃料条件の調整の必要がないため、化石燃料ボイラーと同じように手間をかけずに利用したいという福祉施設、旅館、保育園などには最適と言えます。