仕組み2 給排気の種類
ペレットストーブの多くは、ファンを回すことで強制的に気流を起こして給排気を行ないます(FF式またはFE式)。そのため煙突工事の必要がなく給排気管を屋外へ出すだけで簡単に設置ができます。
一部の電気不使用タイプのものは煙突を立ち上げることで生じる上昇気流を利用して排気を行います(自然通風式)。
FF式 強制給排気式
ストーブに内蔵されたファンを回し強制的に給排気を行う方式。
燃焼室内を密閉化して空気量を自動的にコントロールするため
不完全燃焼が起きにくいと考えられています。室内の空気を
燃焼に使わないので高気密住宅に向いています。
日本製のストーブに多い方式です。
FE式 強制排気式
ファンを回して強制的に排気のみを行う方式。
室内の空気が燃焼に使われるため外気温が低い時でも安定した着火が得られます。外気温がマイナス以下になるような寒冷地域に向いています。海外製のストーブに多い方式です。
自然通風式
一般的な薪ストーブと同じように煙突を高く立ち上げ、
上昇気流によるドラフト効果で排気を行います。
給気は室内から取り込みます。長さ3~4m以上の煙突が必要となります。