導入事例レポート
■京都大学宇治キャンパス
■住所:宇治市五ヶ庄
■機種:矢崎総業 ペレット焚吸収冷温水機「バイオアロエース CH−KP10」
■用途:冷暖房
■導入時期:2011年4月
ペレットボイラー外観
太陽熱パネル
灰だし装置
ペレット投入
Q1:導入のきっかけを教えて下さい。
- 京都大学では、学内の電気をLED化したり、大学生協でレジ袋の削減プロジェクトを実施するなど、さまざまな環境に配慮した取り組みを行っています。その中で、2010年から大阪ガスと協定を結び、その実践第一号として、日本初となるペレット×太陽熱×ガスの組み合わせでの本システムを導入し、実証実験を始めました。
Q2 使用状況を教えて下さい。
- ここのボイラーは太陽熱パネルと木質ペレット、そしてガスを併用して、宇治キャンパスの北4号棟の空調負荷の3~4割をまかなっています。どのような仕組みなっているかと言うと、まずは太陽熱のみを利用し、足りなくなった分を木質ペレット、ガスの順番で補います。太陽熱とペレットでまかなえている時でも、着火にはガスを使用しています。
Q3 日々のお手入れやメンテナンスは何をされていますか?
- 日々しなければいけないことは特にありません。機器のメンテナンスは、季節が変わり、機器内部の冷暖房設定を切り替える際に、一緒に行います。
Q4 ペレットボイラーの使い心地はどうですか?
- 使い心地は特に今までと変わりありません。室内の温度設定は、スイッチひとつで簡単に行うことが出来ます。
Q5 ペレットボイラーに変える前と後での変化を教えて下さい。
- まだ検証段階ですが、過去5年間の平均と比較すると、年間(平成23年度実績、平成17~21年度比較)で51%のエネルギーと、53%のCO2を削減することが出来ます。ランニングコストについては、ペレット単価により異なりますが、ペレット単価が高い場合は、ガス等の併用により、コストを調整することができます。